「病院」「クリニック」「企業」…など、看護師は色々な場所で働ける職業です。
そこで、「もっと具体的に働ける場所を知りたい!」という方へ。
本記事では、
・看護師の働き方11選
・それぞれの特徴(給料と仕事内容など)
について解説していきます。
看護師をしながらブログ・ライターとして活動している者です。転職した際に看護師の働き方を模索しました。今回はそのまとめを紹介していきます。
目次
看護師の職場11選

繰り返しになりますが、看護師はいろいろな場所で働ける職業です。なので「自分に合った働き方」を見つけやすい職業でもあります。
ではさっそくその働き場所を見ていきましょう。
今回は大きく以下の4つに分けました。
- 医療施設:
病院、クリニック、健診・献血センター - 介護施設:
老人ホーム・老健、訪問看護 - 社会福祉施設:
保育園・幼稚園、特別支援学校 - その他:
美容クリニック、企業、治験、レジャー施設
順に説明していきます☆
看護師の働き方:①医療施設
まず、看護師の働き方として「医療施設」から紹介します。医療施設は、主に「病院」「クリニック」「健診・献血センター」があります。
病院
病院でも、民間病院と公務員扱いとなる公立病院があります。
✔民間病院
・就業規則が割と自由(髪型・色・服装など)
・経営状態により給料が変動するリスクあり
→「自由」を重視する人におすすめ
✔公立病院
・福利厚生、給料が安定している
・就業規則が厳しい
→「安定」を重視する人におすすめ
また、総合病院であれば内科・外科・検査室・外来など色々な科があります。
勤務形態は日勤・夜勤があります。
病院の給料は場所によって異なりますが、総合病院の平均年収は465万円*です。
*この平均給料は役職のある人の給料で引き上げられているので注意です。
なので役職がない限り、年収300~400万円くらいと見ておきましょう(夜勤・残業込みで)
クリニック
クリニックでも内科・外科など様々な科があります。
また、病院に比べて
- 残業が少ない
- 土日祝日が休み
- 日勤のみ
という面でメリットはあります☆
仕事内容は患者の案内や検査説明、処置の介助など割とルーチンの作業が多いです。
給料は夜勤がない分安くなります。クリニックの平均年収は390万円です。
健診・献血センター
〇健診センターでは、健診や人間ドックなどの検査の介助(身長体重・心電図検査など)や採血を行います。
〇献血センターでは、献血する方の採血をとります。
どちらもほとんど日勤の仕事です。
またコミュニケーションが割と少なく、ルーチンの仕事が多いです。年収は約300~400万円です。
看護師の働き方:②介護施設
次に、介護施設での働き方です。介護施設では、「老人ホーム」と「訪問看護」があります。
老人ホーム
老人ホームでは、「民間施設」と「公的施設」があります。
✔民間施設
・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・グループホーム
✔公的施設
・ケアハウス
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
施設によって、入居者の介護度が異なります。たとえば、グループホームやケアハウスでは、比較的介護度の低い方が多いです。
また、老人ホームの看護師は、イメージでいうとミニドクターのような感じで、看護師→介護士へ指示、介護士→看護師へ報告を行います。
仕事内容も施設によって異なりますが、VS測定、インスリン注射、胃ろう・点滴管理などです。 入居者の状態を観察して何かあったら医師へ報告、入所・転院の管理もします。介護施設の平均年収は350~400万円と言われています。
訪問看護
訪問看護は、地域で在宅医療が必要な人を訪問し看護サービスを提供します。
✔訪問看護の種類
・訪問看護ステーション(公的or民間)
・保険医療機関(病院・診療所が運営)
・定期巡回/随時対応型訪問介護看護(24時間体制)
・看護小規模多機能型居宅介護(訪問介護・看護/通所/宿泊)
仕事内容は、VS測定、清潔ケア、褥瘡ケア、胃ろう・点滴管理などです。平均年収は435万円と高めです。
看護師の働き方:③社会福祉施設
次に3つ目の「社会福祉施設」での看護師です。 社会福祉施設では「保育園・幼稚園」と「特別支援学校」があります。
保育園・幼稚園
「保育園・幼稚園」では、公立 or 私立、認可 or 無認可があります。
主に夜勤はありませんが、遅番があるところもあります。給料は安めですが、場所によって変わります。大体年収300~350万円ほどです。
主な仕事内容は、園児の体調確認、保育補助、与薬、ほけんだよりの作成、工作などです。子ども好きの方や工作など楽しみながら仕事をしたい人にはピッタリです☆
特別支援学校
特別支援学校でも看護師として働けます。日勤のみで残業も少ないです。
ただ、ある程度の経験年数が必要(小児科経験も含め)なところがあるので、応募の際には条件をよく確認しましょう。
大体年収は300~350万円。おもに、児童や教員の体調観察・健康に関するアドバイスなどをします。
看護師の働き方:その他
その他看護師の働き方として「美容クリニック」「企業」「治験」「レジャー施設」を紹介します。
美容クリニック
「美容クリニック」は給料が高めで、平均年収440万円です。
美容クリニックでも、 美容外科・美容皮膚科・美容脱毛の3種類があります。
場所によって仕事内容は異なりますが、他の医療施設に比べて医療行為は少ないです。
「美容に興味がある」「日勤のみで稼ぎたい」という方におすすめです。
企業
企業で働く「産業看護師」のことです。
企業の社員の健康チェックや面談、資料作成などをします。日勤のみで土日休みがほとんどです。
年収400~600万円と給料が高いのですが、その分人気も高く倍率が高いです。
また企業によっては、知識やスキルを求められることもあります。
*看護師の資格でも働けますが、「衛生管理者」や「産業カウンセラー」「メンタルヘルスマネジメント検定」をもっていると就職に有利です。
治験
治験コーディネーターとは、医療機関で治験や臨床研究をサポートをする仕事です。
主に医療機関に派遣される「派遣CRC」と、医療機関に所属する「院内CRC」の2種類があります。
仕事内容は、チーム内での連絡調整やスケジュール管理、患者さんへの説明同意の補助、服薬状況や有害事象の確認などを行います。
給料は平均370万円です。
「薬の開発や臨床研究に興味がある」という方におすすめです☆
レジャー施設
さいごにレジャー施設での看護師です。
レジャー施設とは「ディズニーランド」や「ユニバーサルスタジオジャパン」などの施設のことです。
具合が悪くなった来園者の処置を行います。勤務時間は開園時間によって変わります。
また、採用には経験年数を求められる場合もあります。
給料は全体的に低めですが(時給1500~2200円くらい)、ナースキャストとして「夢をもって働きたい」という方におすすめの場所です☆
まとめ:自分らしい働き方を見つける

以上で、「看護師の働き方11選」を紹介していきました。
看護師は様々な場所で活躍できる職業です。なので、今働いている場所があわないからといって「看護師に向いていない」なんてことは絶対ありません。
なので「自分が何を大切にしたいのか」もう一度考えて、自分らしい働き方を見つけていきましょう!