こんにちは、めぐみ( @megumin0425 )です。
看護師4年目ともなると、「このまま同じところで働いていていいのか?」「正直もう疲れた」と転職や退職を考える方が多くなるかもしれません。
私もそのうちの一人で、実際それまで勤めていた病院を4年目の春で退職しました。
今回は、私が看護師4年目で辞めた理由について紹介していきます。
目次
体験談。私が看護師4年目で辞めた理由
私は看護師4年目に思い切って辞めましたが、結論から言って「ベストな時期だった」と振り返ります。
なぜなら、看護師4年目というのは「ある程度現場で働ける知識・技術」が身についているので、辞めたとしても転職や復職が割とスムーズにできるからです。
もちろん、私が辞めた理由はこれだけではありません。
理由は、以下の5つです。
↓↓私が看護師4年目で辞めた理由5つ
- 責任が重くなり仕事量が増えた
- 働き方に給料が見合わなかった
- とりあえず3年を乗り越えたから
- 海外留学への憧れ
- とにかく休みたかった
それぞれ掘り下げていきます。
責任が重くなり仕事量が増えた
経験年数が上がるにつれて、責任が重くなる&仕事量も増えたことが理由の1つです。
たとえば、病院では、定期的な委員会活動や勉強会の講師を任されたりします。
実際に私が看護師3年目の時は、勉強会の講師を任されました。
勉強会前は資料作りに追われ、当然勤務内では時間が取れなかったため、休みの日でさえ病院に来てはパワーポイントで資料を作っていました。
休みの日に自主的に作業しているため、もちろん残業代はでません。
勉強会の講師は、自分のスキルアップにつながるので良い面もありますが、こうした上からのしかかる重圧感には正直私は耐えられませんでした。
働き方に給料が見合わなかった
上の理由とつながる部分がありますが、責任や仕事量が増える一方で、給料は全然上がらなかったのも理由の1つです。
よく覚えているのが、当時一緒に働いていた10年目の先輩が、「入社後から給料がほとんど変わらない」と言っていたことです。
少しオーバーに言っている部分もあるかもしれませんが、
実際に病院では、経験年数が上がったとしても、給料は数千円~数万円しか上がらないことがほとんどです。
一見高くみえる病院の看護師の年収というのは、大半は夜勤手当が占めています。
なので、もし病院で給料UPを目指すのであれば、夜勤専門になる、もしくは主任や師長などの役職につくしかありません。(役職手当も場所によってはあまりつかないところも)
私は夜勤回数を増やしてボロボロになりたくはなかったし、いつなれるのかも分からない主任や師長を目指して働き続けるのは難しいと感じ転職を決めました。
▼給料アップした体験談を書いています
とりあえず3年を乗り越えたから
「石の上にも3年」
という言葉がありますが、看護の世界ではいまだにこの風習が根強いかもしれません。
私は、看護学校の先生から「とりあえず3年は頑張ろうね。」と言われたせいか、いつの間にか3年働くというのが目標になっていました。
また、3年働けばある程度の臨床で使える知識や技術が身につけられます。
なので、3年以上の経験があると求人の幅が広がるので、転職に有利だったりします。
たまに看護求人をみていると、応募条件に『臨床経験3年』と書かれているのを見かけることもあるでしょう。
なので、もし辞めたいけどまだ迷っているという方は、とりあえず3年働いてから考えてみても良いかもしれません。
海外留学への憧れ
4つ目の理由としては、海外留学への憧れです。
大学の卒業旅行で友人達と行ったオーストラリアがずっと印象に残っており、「いつか海外留学をしたい」という夢がありました。
そこで、ちょうどタイミング的に良かったので、看護師4年目で辞めて⇒オーストラリアに行こうと決めました。
▼看護師辞めて海外留学に行った理由
とにかく休みたかった
さいごの理由は、「とにかく休みたかった」ということです。
看護師3年間をやり遂げるって簡単なことではないと思います。
1年目は、初めてのことばかりでとにかく仕事についていくので精一杯。
2年目は、まだまだできないことばかりなのに自分より下の後輩が入ってくることでの不安と焦り。
3年目は、リーダーを任されたり、後輩指導をするようになったり、、、思っている自分の実力と求められる事のギャップに疲労困憊。
3年間全力疾走で駆け抜けた気分で、正直もうこれ以上は「無理だ」と感じていました。
くわえて、看護師3年目の後半で、難病である『潰瘍性大腸炎』を発症し、この時に「もう以上続けたら自分が危ない」と思い、退職する決断にいたりました。
頑張り屋さんの看護師は多い
同じように、頑張り屋さんの看護師は多いかもしれません。
「まだできる。」「今は辞められない」「周りに迷惑がかかるから」と、気がついたら自分を追い込んで、心身共にボロボロになっていることもあるかもしれません。
でも考えてみて下さい。
病気になるまで頑張っても、職場は助けてくれないし、なにより失った健康を取り戻すのはそう簡単ではありません。
治療費もかかるし、回復するまでに時間もかかる。しかも、治療期間は働けなくなるので収入もゼロになります。
自分のカラダ、健康が一番大切です。
人間は元々鋭い直観を持っている生き物なのです。
「危ないな」と思ったら潔く逃げることも賢い術かもしれません。
▼以前のブラック病院について書きました
看護師4年目は転職に有利
上でも少しお話しましたが、看護師4年目は転職するのに有利であると言われています。
私は看護師4年目で退職し→オーストラリアへ8カ月留学し→帰国後に転職活動をしました。
留学前後に休んでいた期間もあるので、ほぼ1年間のブランクがあったのですが、第一希望の就職先から内定を頂けました。
「3年だけで大丈夫?」と心配している方もいるかもしれませんが、安心してください。
私は5つの派遣会社に登録して求人を探しましたが、
「病院・クリニック」「訪問看護」「老人ホーム」「献血・健診センター」「美容クリニック」などなど、
求人は沢山ありました。
エージェント担当の方からも聞きましたが、3年の臨床経験があると選べる求人の数が広がるそうです。
なぜなら、求人採用者側になって考えたときに、「全く経験がない人」と「3年の経験がある人」を比べたときに、『経験がある人』を取りたいと思うのが当たり前です。
なので、3年の経験さえあれば、転職の幅も広がり、安心して再就職や転職活動をすることができます◎
▼私が働いた有料老人ホームについて
辞めたいと思ったら、辞めていい
今回は、私が看護師4年目で辞めた理由について紹介していきました。
振り返ると、あの時辞めて「本当に良かった」と心から思っています。
「給料の高い所で働きたい」
「自分に合う職場を探したい」
「疲れたから休みたい」
ポジティブでもネガティブな理由でも、「辞めたい」と思ったら辞めていいと思います。
看護師の資格がある限り、いつでも復職することはできますし、
この先も看護師の仕事はなくなることはありません。仕事を辞めたからといって人生が終わるわけでもありません。
もう一度、自分の心に耳を傾けてみましょう。
素敵なナースライフを送れることを願っています。
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