こんにちは! めぐみです。
有料老人ホームで看護師として働き始めて3か月目になりました。
今回は、「これから有料老人ホームで働きたい!」あるいは「有料老人ホームについて興味がある」という方に
実際に働いているリアルな目線から有料老人ホームの看護師の仕事についてお話していきます。
目次
有料老人ホームの種類と仕事内容
ぴのナース
まず看護師の仕事内容をお話する前に、老人ホームの種類について紹介していきます。
老人ホームは以下のように様々な種類があります。
▼老人ホームの種類
✔民間施設
・介護付き有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・グループホーム
✔公的施設
・ケアハウス
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
・介護療養型医療施設
有料老人ホームはうえにあるように『民間施設』になります。
入居者の介護度は施設にもよりますが、有料老人ホームでできる医療行為は限られているので、比較的 “元気な入居者が多い” といわれています。
ちなみに私の施設で行う医療行為は、胃ろう管理・膀胱留置カテーテル・内服管理・インスリン・創傷処置などです。
また、看護師は基本2人体制で、主に①VS測定を行う人と ②処置を行う人に分担しています。(往診の日は3人体制です)
ぴのナース
1日の流れ
私の施設では早番と遅番があります。早番は8:30~17:30、遅番が9:00~18:00です。
下は遅番の1日の流れです。
前残業・後残業ともにほぼないです。
ただ、極たまに入居者が急変して救急搬送になったりすると30分~1時間くらい残業することはありましたが、月平均にすると5時間/月以下でした。
病院で働いていた頃は毎日1時間以上の残業は当たり前だったので、 個人的には病棟に比べたらすごく楽に感じます。
▼以前勤めていたブラック病院の記事
有料老人ホームのメリット・デメリット
実際に働いてみた有料老人ホームのメリットとデメリットを書いていきます。
メリット
有料老人ホームのメリットは以下の通り。
- 給料が高い
- 残業がほとんどない
- 夜勤がなく日勤のみ*
- 医療技術が少ない
- 肉体労働が少ない
順に説明していきます。
1.給料が高い
有料老人ホームの給料は日勤のみの職場にしては高く、400~500万/年と言われています。
ちなみに私の職場の給料は、 看護師の私が手取り19万円→30万円に上がった話【給料は職場次第です】でも書いていますが、年収450万円で月収は33万円(+オンコール回数×2000円)です。
とくに嬉しいのが日勤だけで月収30万以上を超えるところです。
日勤のみで働ける場所としてクリニックが定番ですが、平均年収390万円で、月収20万円前後の所が多いので、
それに比べると、有料老人ホームでは、日勤のみでも稼げるのが大きなメリットですね!
ぴのナース
2.残業がほとんどない
残業は上にも書いたように、何か出来事が起こらない限りはないのでほぼ定時で帰れます◎
やっぱり定時に帰れるとプライベートの時間が確保しやすいです。
私は毎日勤務後にオンライン英会話をしているのですが、そういった趣味やプライベートが充実できるのも嬉しいですね。
3.夜勤がなく日勤のみ*
私が働いている有料老人ホームでは看護師の夜勤はありません。
ですが、夜勤がない代わりに月8~15回ほど*オンコール当番があります。
オンコール当番とは、夜間に急変などがあった時介護スタッフから電話が来て⇒指示出しをする役割です。
大体月に多くても4~5回で、何もコールがなくてもオンコール1回につき2000円の手当がでます。
病棟の夜勤に比べて、家で電話当番をするだけなので体への負担は少ないです♩
私は超朝型人間で夜勤がすごく苦手だったので、夜勤のない仕事は本当に嬉しいです。
4.医療技術が少ない
施設で行う医療技術は、主に 胃ろう管理・膀胱留置カテーテル・内服管理・インスリン・創傷処置などで、採血やライン・点滴管理はありません。(※施設によります)
なので「あんまり医療技術は得意じゃない」という方には良いかもしれません。
とくに医療技術が少ない分医療ミスを起こしにくいという面で、精神的なプレッシャーが少ないので良いと思います。
5.肉体労働が少ない
肉体労働が少ないことも大きなメリットの1つです。
病院では清潔ケアからトイレ介助までほとんど看護師が行うのが普通ですが、
施設では、入居者の療養上の世話は介護スタッフの仕事です。なので、看護師はオムツ交換や移乗介助はほとんどしません。
なので汗をかかず快適に働けるのは嬉しいですね♩
デメリット
次に有料老人ホームのデメリットは以下の3つです。
- 責任が重い
- 往診が大変
- NSが少ない⇒人間関係が濃い
1.責任が重い
老健や特養には医師がいますが、有料老人ホームには医師がいないことがほとんどです。なので、入居者の健康管理を主に行うのは看護師になります。
そのため日々の入居者の状態を観察して⇒異変をすぐに察知することが大切です。
何かおかしいと思ったら
- 往診医へ報告⇒対応
- 緊急時は救急搬送
することが大切です◎
看護師の判断で左右されるので責任は大きいかもしれません。
2.往診が大変
往診とは提携しているクリニックから医師が診察にくることです。
私の施設では、入居者の疾患によって5つのクリニックと連携していて、1つのクリニックは約2週間に1度往診に来ます。
なので往診は月に約10回あります(臨時往診が入ることもあります)
往診前は2週間分の入居者の状況を書いた用紙を準備し⇒往診当日に一人ひとり部屋を回りながら報告していきます。
往診当日は長いと2時間半くらいかかり、入居者の状況を詳しく聞かれる場合もあるので、入居者の詳しい情報を知っておかなければならないので結構大変です。
3.NSが少ない⇒人間関係が濃い
施設の看護師は平均3.8人と言われています。
なので人間関係がすごく濃くなります!
私の施設では常勤3人+パート1人の合計4人の看護師がいるのですが、
勤務時は2人体制が基本なので(往診日は3人)人間関係が濃いです!
なので気が合わない人がいると働きにくいというデメリットがあります。。
ただ今のところ、私の施設ではみんな優しく穏やかなので、少数人数で楽しく働いています♩
有料老人ホームはこんな人におススメ!
今回は、有料老人ホームで働く看護師の仕事について紹介していきました。
そこで有料老人ホームにおススメなのは以下のような方です。
- 日勤のみで稼ぎたい
- 残業したくない
- 体力に自信がない
- 医療技術が苦手
- 指示出しやリーダー業務が好き
- 知識や経験を活かしたい
- 少数人数で仕事したい …etc.
有料老人ホームで働くには良い点・悪い点があるので、自分に合う場所なのかよく考えて選択しましょう◎
ちなみに私が実際に使っておススメだと思った転職サイトは以下の3つです。
最終的には 看護のお仕事を使って今の有料老人ホームに転職しました!
就職後も定期的に仕事に関して相談に乗ってくれるのでとても心強いです。
ご参考になれば幸いです。