こんにちは!めぐみ( @megumin0425 )です♪
HSP:Highly Sensitive Personついてご存じでしょうか?
HSPとは、簡単にいうと『超敏感な人』のことをいいます。光や音などの刺激を敏感に感じたり、他人の感情を察知したりと感受性に優れています。
そのような特徴からHSPの人達は、社会生活で沢山の悩みを抱えやすく、生きづらいと感じている方が多いかもしれません。
そこで、自身もHSPの1人として、HSPの特徴と社会で生きやすくするための方法について紹介していきます。
目次
HSPの私が生きづらい→生きやすくなった方法
まず、HSPの特徴から説明していきます。
HSP(ハイリーセンシティブパーソン:Highly Sensitive Person)は、心理学者であるアーロン博士が提唱した概念です。
HSPは病気ではなく、生まれもった個人の『性質』のようなものなので、決してネガティブなものではありません。
HSPは約5人に1人の割合で、人間だけでなく動物でも同じような性質がみられているといわれています。
下ではそのHSPの特徴を挙げました。以下の項目で12個以上当てはまれば、HSPである可能性が高いでしょう。
▼HSPの特徴チェックリスト
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃げられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音に圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
- 騒音に悩まれやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短時間にたくさんのことをしなければならないとき、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
- 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
- ミスをしたり物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をするとき、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供の頃、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
いかがでしたでしょうか?
繰り返しになりますが、HSPだからといってネガティブに受け止める必要はありません。
ただ、HSPは人以上に色んなことに敏感な面から「気疲れしやすかったり」「沢山の悩みを抱えたり」することがあります。
そこで、より生きやすくするために、HSPである自分の特徴を理解しそれに合わせた対策をとっていくことが大切です。
以下は、HSPがより生きやすくなるための5つの方法です。
▼HSPが生きやすくなるための方法
- 自分をポジティブに受け止める
- 自分について周囲へ発信する
- 性質→強みへ活かす
- 刺激をコントロールする
- 環境を選び、自分らしさを大切に
一つずつ説明します。
自分をポジティブに受け止める
1つ目は、『自分をポジティブに受け止める』ことです。
HSPは敏感すぎる性質から、自分のことを「他人と比べて敏感すぎる自分は変だ」「気にしすぎてしまうのをどうにかしたい」と思う方がいるかもしれません。
しかし、HSPは生まれ持った『性質』であるため、変えるのは難しいといわれています。
そこで、その性質を変えようと思うのではなく、HSPである自分をポジティブに受け止めて理解してあげることが大切です。
「察する能力が高く様々なことに気がつける自分」「物事を深く考えられる自分」と、
HSPの特徴をポジティブに考えて、『HSPである自分』を受け止めて理解してあげることから始めましょう。
HSPが自分らしく輝いて生きるためには、まず自分と向き合う事がその第一歩となります。
自分について周囲へ発信する
最近、HSPに関する色んな書物が出てきたおかげでHSPを知る人も増えてきたかもしれませんが、実際に周りで自分をちゃんと理解してくれる人は少ないかもしれません。
HSPが自分らしく生活していくうえでは、家族や友人など自分の近しい方の理解は不可欠です。
そこで、自分がより生きやすくなるためにも積極的に自分の言葉であなたについて周囲へ発信していきましょう。
また、HSPとHSPでない人の物の感じ方は全く違うという前提で、話していくことが大切です。
たとえば、HSPが日常生活で感じる場面を以下のような場面。
- 照明がまぶしく感じる
- テレビの音が大きく感じる
- 他人と長い時間過ごすと疲れる
- 周囲のプレッシャーを感じると辛くなる
- ヒヤヒヤする場面が嫌い
- 一度にたくさんのことを頼まれると混乱する
これらは、HSPでない人は同じように感じていないことが多いです。
なので、自分の感じている世界を分かりやすく言葉で表現していくことで、HSPでない人が理解しやすくなります。
たとえば、テレビの音量が不快に感じるなら「耳元でスピーカーで話されているように感じるからボリュームを下げてほしい」、
長時間人といて疲れるなら「リフレッシュするために一人の時間が必要だから部屋にいるね。でも決して怒っているわけじゃないよ。」など
時にはたとえ話をしながら自分の気持ちを分かりやすく伝えることで、徐々に周りの人も自分の傾向を知って「この人はこういう人なんだ」と理解してくれるようになります。
逆に、周りに合わせて我慢ばかりしていると、過度なストレスが溜まってしまいカラダに悪いです。
家族や友人へ自分の気持ちをハッキリと伝えて、より自分が生きやすい環境をあなた自身で作っていきましょう。
性質→強みへ活かす
HSPは5人に1人しかいない少数派です。だからこそ、その特徴を活かして『強み』に変えることができます。
たとえば、色んなことに気がつくHSPは周りへの配慮が一段と長けています。
仕事でいえば、お客様が喜ぶサービスを自然に提供できたり、職場では周りのピンチにいち早く気づいてフォローできたり、
人が気がつけないところをHSPの人なら自然と気づくことができるので、それを強みにして日常生活や仕事で活かすことができます◎
今いる環境で「自分にしかできないことは何か?」「どうやったらプラスにできるのか?」と自分にしかできないことを考えて自分の魅力をどんどん引き出していきましょう。
刺激をコントロールする
HSPの人は光や音・触感や他人の感情など周りの刺激に敏感なので、それらの刺激をコントロールしていくことが大切です。
たとえば、刺激をコントロールする方法は以下のとおり。
▼刺激をコントロールする方法例
- 照明は温かい色を
- 肌ざわりの良い衣類を身につける
- 疲れたら心地よい音楽を聴く
- 好きな香りでリラックス
- 耳栓で周りをシャットダウン
- 他人との空間を分けるために物を置く
照明は温かい色を
一般的にLED電球の光は「昼光色」「昼白色」「白色」「温白色」「電球色」の5種類があり、順に白っぽい色→オレンジ色となります。
HSPの方は白っぽい光を眩しく感じる方が多いかもしれません。
そこで、照明を選ぶ際はオレンジ色よりの照明を選ぶと良いでしょう。
オレンジ寄りの温かい色はリラックス効果があるといわれています。
また、夜寝る際に寝室に小電球やキャンドルなど小さい明りを灯すとリラックスしながら眠りにつけます。
▼寝室の照明に
肌ざわりの良い衣類を身につける
HSPは触覚にも敏感な方が多いので、肌ざわりの良い「綿」や「コットン」の衣類を身につけたり、ふわふわなクッションを使ったり、
普段の生活の中で自分がリラックスできる触感の物を使うと良いでしょう。
私はニトリのもちもちクッションが大好きで、ストレスが溜まった時にもちもちしています(笑)
疲れたら心地よい音楽を聴く
音にも敏感なHSPの方は、自分が心地よいと感じる音楽を聴くと良いでしょう。
たとえば、私はピアノの音が好きなので、ピアノのジブリ・ディズニーの曲を流して作業しています。
疲れたときこそ「自分の好きな音楽」を流して、日々のストレスを解消していきましょう。
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耳栓で周りをシャットダウン
逆に音に敏感なHSPは、周りの音が雑音となることもあります。
とくに音に敏感な方は外の室外機の音まで気になってしまうことがあるそうです。
そこで、周りの音が気になったら「耳栓」を使ったり、音楽を聴いたりして周囲の音をシャットダウンすると目の前のことに集中できるでしょう。
好きな香りでリラックス
HSPは嗅覚が鋭い方が多いといわれているため、自分の好きな香りをかぐとリラックス効果が高いでしょう◎
私は持ち運べるスティックタイプのアロマを常備しています。疲れたときに手首などにサッと塗れて便利です。
また、マスクにもスプレーできるアロマもあります。
長時間マスクをしていると蒸れて嫌な臭いが気になりますよね。でも、このスプレーアロマはサッと嫌な臭いを→良い香りに変えてくれるのでとても便利ですよ◎
他人との空間を分けるために物を置く
HSPカウンセラーの武田友紀さんによると、
繊細さん(HSP)は感じる力が強く、相手の表情や声のトーンなど、言語外の情報も細やかにキャッチするため、長時間相手の話を聞き続けると刺激過多になりがちです。
「繊細さん」の本 より
また、自分に向けられたものではなくても、相手の悲しみや怒りなどを感じ、ぐったりしてしまうことも。
そこで人といて気疲れしたときは、人と自分との間に物を置いたりして“相手との間に
透明の壁をイメージする”といいのだそう。
私もよく職場で実践しています。仕事中気疲れしてきたら「ペンやノート」を置き周囲の間に境界線を引くことで、目の前のことだけに集中でき、周囲の刺激を受けにくくなります。
ぜひ試してみてください。
環境を選び、自分らしさを大切に
HSPは、いる環境によって良くも悪くも影響されやすいです。
そのため、「なんか嫌だな」と思ったら自分の気持ちや直感に従って積極的に避けると良いでしょう。
イヤなことを続けると、HSPの人は自分らしさを失ってしまい精神的にも身体的にも悪影響を及ぼします。
なので、自分の好きなことを大切にできる環境を選んでいくことが大切です。
たとえば、私は気が合わない人がいたのですが、心のどこかでは合わないと思いつつも一緒にいたのでついには「私がダメだから合わないんだ」と自分を責め落ち込むことがありました。
でもある時から「自分が嫌いな人」を避けられるようになり、そんな悩みが減り心がすっと軽くなりました。
HSPの人は第6感:直観が鋭いともいわれています。自分の『好き』『嫌い』という感情を大切にして、自分らしくいられる場所を大切にしていきましょう。
まとめ:特徴を強みにして自分らしく生きる
HSPの特徴とHSPが生きやすくなるための方法を紹介していきました。
▼HSPが生きやすくなるための5つの方法
- 自分をポジティブに受け止める
- 自分について周囲へ発信する
- 性質→強みへ活かす
- 刺激をコントロールする
- 環境を選び、自分らしさを大切に
HSPの特徴を知り、特徴に合わせてうまく工夫していくことでHSPの人はより生きやすくなります。
HSPを生まれ持った『個性』と捉えて、自分らしく生きましょう。
▼おすすめのHSPの本