看護師で転職する際にぶつかるのが「履歴書」や「面接」ですよね。
実際私は大学→大学系列の病院に就職したので、本当の意味での入職試験は転職してからが初めてで苦労しました。
そこで今回は履歴書の書き方や面接対策のコツについて説明していきます。
看護師×ライターで活動中。初めての転職で転職サイトにサポートされながら内定を獲得。エージェントからもらったアドバイスも含めて履歴書や面接対策のポイントについて紹介します。
目次
【看護師の転職】履歴書の書き方&面接対策
ぴのナース
初めて転職される方、もしくは久しぶりに転職される方で、「履歴書の書き方」や「面接の準備」などで悩んでいる方も多いかもしれません。
ではさっそく履歴書から見ていきましょう。
履歴書のフォーマット
履歴書を書く方法は、『手書き』『パソコンで作成』の2種類があります。
個人的にはコストも手間も省けるので『パソコン作成』がおススメです。
履歴書のフォーマットは検索したらすぐ出てきます◎
>>履歴書:リクナビNEXT
*ちなみにコピーする際は、A4サイズで左ページ・右ページを別々に印刷して2枚でもOKです
一度作ってしまえば、経歴はそのままで志望動機や自己PRのみ変更すればいいので、転職活動がとってもラクになります。
写真も証明写真などを写メって貼ればOKなので、何度も撮る必要もありません◎(あまりにも古いのはNGです)
コクヨ 履歴書用紙
*手書きの方はコクヨの履歴書が書きやすくておすすめです。履歴書の書き方の説明付き
履歴書の書き方
次に履歴書を書くポイントです。
- 文字は少し大きめ&読みやすい字
- 日付は面接日を記入
- 経歴は高校入学~書く
- 資格は看護師免許の他に車の免許なども
- 長所は面接先に合わせて書く
- 志望動機&自己PRも面接先の理念に沿って
文字は誰でも読みやすいように大きめの字で。(PCであればフォント12くらい)
日付にはその職場の面接日を書きましょう。
経歴は高校から記入し、ちゃんとした名称(○○県立○○高等学校など)で書く必要があります。
資格は看護師免許以外でも、英検や漢検、普通自動車第一種免許などがあれば記入しましょう。*特に訪問看護は職場によって自動車の運転が必須になることがあります。
長所や志望動機・自己PRは面接先の理念などに合わせて書くと好印象です◎
次で実際に内定が出た自己PRと志望動機についてお見せします。
自己PRの書き方例
まず自己PRを書く前に職場のホームページなどを見て情報収集するといいでしょう。
ホームページのチェックポイントは以下の通り。
- 職場の理念
- 仕事内容
- スタッフの特徴
- 職場の雰囲気
職場の雰囲気がつかめたら、次いで自己PRを書いていきましょう。
自己PR作成時のポイントは以下の通り。
①テーマ(看護観や仕事において大切にしてきたこと)
(看護roo!転職ガイドブック)
②エピソード(①の具体例)
③結び(①②を受けて、「今後もこれらを大事にしながら、成長していきたいと考えております。」などと結ぶ)
実際に書いた自己PRはこちらです↓↓
【自己PR】
私の長所は『積極的に学ぶ姿勢』です。前職では、院内の研修や勉強会などに積極的に参加して日々自己成長できるよう努力していました。日々医療は進歩しています。そこで、患者様に質の高い看護を提供するためにも、そうした新しい知識や技術を習得していくことは医療者にとって重要な姿勢であると考えます。
また、私の尊敬するナイチンゲールの言葉で、「○○○○」という言葉があります。看護の先には常に『患者様』の存在があるため、看護を提供していく上では「どうしたら患者様にとって最善になるのか」と考えていくことも大切です。前職では、その言葉を自分の看護精神としてケアを心がけました。
そこで、長所である『積極的に学ぶ姿勢』を大切にし、患者様やそのご家族様が満足頂けるよう最善の看護を提供していきたいと考えます。
応募した職場は、最新の医療システムを導入したり常に最先端を目指しているような雰囲気の介護施設で『学ぶ意欲がある人』が多い印象でした。
なので『積極的に学ぶ姿勢』を長所にあげて書きました。
またこれで実際に内定をもらえました^^
「自分が採用者であればどんな人をとりたいのか」と採用者目線で書いていくといいでしょう◎
志望動機の書き方例
次に志望動機をみていきましょう。
志望動機では、キャリアアップ目的の転職なのか、環境を変えるための転職なのかという2種類があります。
▼志望動機の書き方ポイント
✓キャリアアップ目的の転職
- 自分の経験
- その職場のどこが魅力か
- その職場で何をしたいか
✓ 環境を変えるための転職
- どういった所に共感したのか
- 自分の経験
- その職場で何をしていくか
上のポイントを押さえて書いていきましょう。
ちなみに志望動機の例はこちら↓↓(環境を変える目的)
【志望動機】
御社の理念にある『○○』という言葉に深く共感致しました。前職の病棟では、○○があり、様々な背景をもつ患者さまを受け持ち、そうした方々一人ひとりの想いに応えたサービス提供の大切さを学びました。
入居者様やご家族様は様々な不安や期待を持ち入居されると思いますが、御社ではそれに対する様々な取り組みをされています。
○○○○、○○、○○○○など、介護施設の概念を超えた取り組みがあり、利用者様とご家族様の想いに沿った沢山の工夫に感銘を受けました。
また、私自身そうした取り組みをみて、職場のイメージを想像でき、とてもワクワクした気持ちになりました。
スタッフが新しいことに挑戦し、常にフレッシュな気持ちで働ける職場は、仕事へのやりがいに繋がり、さらにそれは利用者さまに提供されるサービスの質を高めることに繋がると考えています。
そこで、私も利用者様やそのご家族様一人ひとりの期待を超えられるよう、常に挑戦の心をもって御社の取り組みに貢献していきたいと考え、志望させていただきました。
*前と同じ介護施設の志望動機です
ここでも『職場の理念・雰囲気』にあわせて書くことが大切です。
また、文章は短すぎず長すぎず伝えたい要点を絞って書くことも意識しましょう。
*ちなみに 看護roo!の『転職ガイドブック』は参考になります。
履歴書の書き方から面接対策まで転職に関することが書いてあるので1冊あるととても便利です。
看護roo!の転職サイトに無料登録して希望すればもらえます↓↓
面接対策について
つぎに面接対策です。
科や施設について知る
履歴書と同じようにまず『その職場について情報収集』をしましょう。
「何科なのか」
「何に力を入れているのか」
などその希望先のホームページなどを見て詳しく調べておきましょう◎
私が訪問看護の面接を受けた際は
「訪問看護についてどんなイメージをもっていますか?」と聞かれたり、
有料老人ホームでも「老人ホームのあなたが思うイメージについて教えてください。」と聞かれました。
特に『新しい科に転職する人』はこうした質問を受けやすいので、希望する科や施設についてよく調べておくと安心です◎
質問に対してスラスラ言えるようにしておく
質問された時にすぐに言えるようにするために事前準備をしておくと安心です。
ちなみに良く聞かれる質問例は以下です。
- 自己紹介(自己PR)をお願いします
- あなたの長所・短所は?
- なぜうちに応募されましたか?
- 何科を経験しましたか?
- 転職(退職)の理由は?
(看護roo!『転職ガイドブック』)
上の質問はスラスラ言えるくらいに練習しておきましょう◎
また話す時は、『①結論②理由③具体例』の順番で言うとうまく話すことができます。
面接では前の職場の悪口は決して言わないようにしましょう。
人間関係での問題やネガティブなことを言うと悪い印象になってしまいます。
あと個人的なアドバイスは、面接官が長い沈黙になった時は“自己アピール時間”ということです。
面接官は「次何を聞こうかな。」と考えていることが多いので、その間に職場を褒めたり自己アピールをすると、相手の助け舟にもなり+自分の話したい方向にもっていけます◎
逆質問をされたときの対応
面接の最後に絶対あるのが、
「最後に聞きたいことはありますか?」
という逆質問です。
「特にないです。」と答えるよりは、何かしら聞いた方が“働く意欲がある”印象をもってもらえます。
基本的にネガティブなことでなければ、分からないことは正直に聞いてしまって大丈夫です◎
以下は回答例です。
- 「夜勤の人数や回数について教えて頂けますか?」
- 「オンコールの経験がないので詳しく教えて頂けますか?
- 「入職した際の研修などはありますか?」
- 「入職前に何か準備しておくことはありますか?」
面接は尋問ではなく面接官とのコミュニケーションです。
なので、あんまり緊張せずにリラックスして自分の力を発揮していきましょう。
*また履歴書の書き方&面接対策は転職サイトがサポートしてくれます。使えるものはどんどん活用していきましょう。
まとめ
今回は、履歴書の書き方&面接対策について書きました。
下準備がとても大切なので、それぞれのポイントに沿ってしっかり準備しておくと安心です◎
あとは希望の就職先で働くイメージをしながら就職活動も楽しんでいきましょう。
内定がもらえることを願っています^^